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組織プロフィール作成講座 第1回

第1回 組織プロフィール作成講座

 

日時 平成29年12月8日(金) 14:00~17:00

講師 (株)カワムラモータース 代表取締役社長 河村 将博氏

     2017年度日本経営品質賞受賞

場所 福井県繊協ビル 8F 803号

参加企業4社 15名 当日欠席2名 4テーブル

 

講師河村氏より今回のセミナーは自社の組織プロフィールを作成していただくことで自分の会社をもう一度しっかりと見つめ直す目的で開催したことを説明され、参加企業各テーブルに1名はセルフアセスメントコースを受講されているとお聞きしているので経営品質についてはある程度理解しているものとして進めていきたいと説明された。

冒頭、河村氏から今回のセミナーは皆さんがこれまでに何回となく講演会を聞いていても実際、取り組まない限り自分のものにはならない。理解してからやるのでは永遠に理解できない。申請することがはるかに理解すると付け加えられ参加された方には覚悟を決めていただきたいと話された。

アセスメント基準書の中の重視する考え方でイノベーション変革は「起こす」ものではなく「取り組む」ものである。即ちやってみなければ答えがわからないことを参加された方に話された。

更に進め方について「学習会」と「講習会」の違いについて説明された。

「学習会」は考え方、物の見方にフォーカスしているに対し、「講習会」はやり方即ち新商品の売り方等にフォーカスしている。効果についても「学習会」は徐々に表れるが、「講習会」は即効性がある。また効果の持続性について「学習会」は永続的、連鎖的であるが「講習会」は一時的、限定的であるとし今回のセミナーは「学習会」であることを説明された。

事実、上手くいく人(組織)は、何をやっても上手くいく。上手くいかない人(組織)は何をやってもダメ。

何故なら上手く行く人(組織)はモノの見方を理解しているからで、たとえ業種形態が変わろうが上手く行く。

 

最初のグループワークがあった。

自社を経営するにおいて「上手く行くモノの見方」とはの例題が出された。各テーブルで話しあい発表があった。 発表後、講師からそれぞれが現実に引きずられているとの評価があった。

「上手く行くモノの見方」は組織全体がそのことを「問題だ」と明確に認識をした瞬間から問題解決に向かう。それが上手く行くモノの見方である。

 

次のグループワークが出された。

①組織プロフィールを書く目的は?

②組織プロフィールに描かれるべき課題とは あくまで現実に引きずられないように

各テーブルから発表があった。どうしても各テーブルの発表は現実に引きずられているとの評価。

組織プロフィールを書く目的とは関係する人々(社員)に日々同じ言葉で繰り返し繰り返し話すことで明確にぶれずに発信することである。

 

課題には高さと方向性がある。いわゆる高さとは経営課題であり、方向性は戦略課題である。

経営課題には定量性で数字(指標、目標値、達成時期)で表し、戦略課題は定性的で何故そのような状態を目指そうと思ったのかその背景をで文字で表わす。セルフアセスメント基準書を基に説明された。

 

組織成熟度についてレベルの違いについて説明があった。

世間で良い組織はCレベル、ただ、目指す姿が不明確で場当たり的である。

当時、奨励賞であった弊社が2007年に申請した際の経営理念はピンボケで一般用語を使い、独自の言葉で表していなかったことを紹介された。

Bレベルは目指す姿が明確で組織独特の言葉で書かれている。Aレベルは目指す姿を社員が自分の言葉で話せるようになっている。即ち組織内で共有しているのだと説明された。

 

組織プロフィールを書くにあたって情報なくして戦略を立てられないとし情報マネジメントが必要であることを強調された。

 

課題とは理想から現実を引くこと。

上手く行く考え方は課題と優先順位が明確である。 理想、理念が明確である。

上手く行かない考え方は課題がピンボケ曖昧である。

 

最後に、第2回のセミナーにあたっての宿題が出された。

自社の理想の姿、創業からの歴史、存在意義、3年後に到達する高さと達成時期、何故そうありたいかを箇条書きでなく、物語として記述式で書いて来てほしい。

以上第1弾が終了した。

 

 




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