福井県経営品質賞受賞組織

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2015年度 福井県経営品質賞受賞組織 優秀賞

国立大学法人福井大学事務局

代表者
一居 利博
所在地
福井県福井市文京3丁目9番1号
従業員数
事務職員500名、その他教員等1,455名
URL
http://www.u-fukui.ac.jp

表彰理由

ビジョンと行動指針の浸透と理念実現に向けた対話による改善の組織体制の醸成

常勤職員全員参加で事務局ビジョンと行動指針を策定し、組織内外に広く情報を共有・公開しており、事務局長自ら積極的に「SDセミナー(職員研修セミナー)」、「昼食懇談会」、「各課・室での執務」により、実施指針等の浸透が図られている。また、理念実現に向け、従来の国立大学では珍しい組織横断型のプロジェクトチーム方式による企画・立案・調整・実行を推進している。語学センター、入試広報プロジェクトチームは、学部や教員の協力を取り付け、受験生に対し模擬授業の企画・実施、高校へのPR実施、その後アンケート調査等を行い、仮説の妥当性を検証している。学生の就職先企業に対し、「教育についてのアンケート調査」を毎年実施、本学学生の資質・能力、性格について現状と求められる水準のギャップを算出し学生の進路指導に活用している。これらのことを振り返り改善を行うための仕組みとして、事務局マネジメント会議、全学委員会(教務学生委員会等)、全学委員会(COC推進委員会)、セルフアセッサー会議、監事、病院運営委員会、研究推進委員会等で理念実現に向けた対話による改善の組織体制が確立されてきている。

顧客・市場の理解を通じて地元企業との連携体制を構築し、その結果高い就職率を実現

各課・室における顧客市場の理解は、就職支援室による就職先企業に対しての「福井大学の教育についてのアンケート調査」の毎年の実施、産学官連携本部、産学官コーディネーター、研究分野でのURAオフィスなどを地域連携の事務局の主導的な活動により科学技術の発展と地元の企業の特殊性を活かし深耕している。こうした活動が学生就職支援課の学生と個別企業とのお見合い方式によるマッチングアップや、地域密着とCOC事業のしくみをつくり改善しており、産学官連携協力会200社越、共同研究件数、特許出願数など地域企業との協力の比率が年々アップし、広く「ふくい方式」として認知され、他組織からのベンチマーキングを受けるまでに特色づけられている。これらを活用し、共同研究件数がアップ(比率27%)することに加え、企業側の理解が更に深まり、就職支援室の学生と企業ニーズのマッチング率が高まった結果として、卒業生数1,000人以上の国公私立大学で4年連続、複数学部を有する国立大学では7年連続して就職率が全国一を維持している。さらに、卒業就職後3年以内の離職率が全国区平均の31%に比べ7.1%と非常に低い結果に繋がっている。



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